楽しいペンキ塗り・外壁仕上げ

さて長い長い外壁作業も最終工程となりました。

最後は楽しいペンキ塗りです。水性ペンキを使う部分は子供でも出来ますので、家族でワイワイと仕上げていくのでした。

■工程は

養生(窓枠や木部と絡む部分など塗ってはいけない所にテープを貼る)

外壁下塗りフィーラー(細かなクラックや枠周りの隙間を埋める役割もある ローラー ⇒ 細かい所を刷毛塗り)

光沢中塗り(防水効果の強い光沢塗料を塗ります ローラー ⇒ 細かい所を刷毛塗り)

窓枠などの木部、軒下を木部用ペンキで塗る(壁と絡む際部分は養生テープを貼ってあるので塗らずに残す)

つや消し上塗り(化粧材 ローラー ⇒ 細かい所を刷毛塗り)

養生をはがし、塗り残した木部を刷毛で塗る(その時仕上がっている外壁にペンキをたらさない事、 たらしたら後でタッチアップ)

完成

養生の注意点

枠回りなど水の進入がある場所は少し壁側から逃げてテープを貼ると良い。そうする事で外壁と材料が少し回り込むので水が入らないのです。

■では作業風景をUPしておきます。

手についたペンキが取れないよぉ~

嫁)顔にペンキがかかる~~~と言いタオル二重巻きの完全防備

上、養生をはがしていく。

■外回り完成!

ついに外回り完成です。

ウルトラ辛い基礎工事から、ここまで約1年かかりました。

外回りは大変な事がとにかく多いです。結構くじけそうになった時もありましたが、そのうち出来るだろう精神で何とかここまでこれました。

何でもやれば出来るんだなぁ。

次回から窓や内装工事に取りとり掛かります。

楽しそうでわくわくしますね。

外回り 完

外壁モルタル塗り 軽量モルタル

外壁に使う材料に2週間以上悩みました。

1、珪藻土、

2、漆喰

3、家の周りにある粘土質の土と藁を使って塗り壁材を作る方法・・

4、軽量モルタル

コスト面、防水面を考えると、結局一般的な軽量モルタルに決定。

仕上がりは、つや消しの塗料を塗ってしまうのでどの工法でもあんまり変わりません。

軽量モルタルは約100平米で5万円チョイで収まりました。

やはりコスト面が一番の決め手でしょうか・・

コンクリートミキサー (中古で数千円~)を使います。手で混ぜていたら手間もかかるし、体力がもちません。手混ぜは想像以上に体力を消耗します。

軽量モルタルに水を加えていきます。計っていませんが結構水が入ります。

こんなのを作ってモルタルを乗せて 小手で塗る・・

小手の跡を残すアバウト仕上げなので、素人でも難なくぬれます。

子供だって塗れちゃいます。

ただ厚みが薄いと割れるみたいなので、たっぷりと乗せていきます。

コツは上の写真みたいに、モルタルを載せている板を壁に突きつけて、下から押し上げるように塗る?と楽でした。

100平米、1.5人、素人で約2日で塗りきれました。

結構この作業は楽しくて、子供や嫁も張り切ってやっていました。

ただ、材料自体がかなり重く、消耗が激しいため上段に材料を運ぶ事や脚立作業は、結構辛かったですね。

防水テープ、水切りなど細々

防水シートの続きです。

前回タッカーの調子が悪くて途中で終えましたが今回ハンマータッカーなる物を購入(4000円前後でした)

これかなり便利です。握りこむ普通のタッカーと比べれば70%強以上早く、尚且つ力無しに打ち込めます。

結局14000発ほどタッカーを打ち込んだ訳で、内装でも使う事を考えれば断然買ったほうが良いです。

写真:ラス網 平米90円ほど

■水切りと防水テープ

写真:土台の水切りです。

コンパネ⇒水切り⇒防水シート⇒防水テープの順で取り付けます。

これは土台の下場に壁から流れ落ちた水が回り込まないようにする重要な作業です。

土台が腐れば家全体が腐ってしまったようなものです。

雑な図ですが、こんな感じの水切りを家一週取り付けます。

次に防水テープで水切りの裏側に水が流れ込まないように止めていくわけです。

防水テープは意外に高く 25Mで2000円~

ついでに窓枠周りなど水が浸入しやすい場所は全て防水テープを張ります。

また軒天に水が回らないように破風板の軒にもT字の水切りを取り付けました。

絵が下手だな、、、

■これでひとまず壁の防水対策、下準備は完了です

次は左官とかやります。

防水シートとラス網と足場

見るに見かねて、土建屋の友人が足場を組みに来てくれた。

今更・・・・ という感じもあるが、今後左官や塗装などで壁を仕上げていく工程でやはり脚立はシンドイ。

足場のリースも考えたが工期も未定では貸してくれないし、わずか片面40平米位のために足場を買うのも馬鹿らしい。

ちなみにリースなら月2万くらいかな。

今回は夜飯と酒でお願いしました。2時間くらいで足場は組めますので、早いうちにやっっておけばよかった。。後悔。

■次に窓枠

窓枠は2×4材をビス打ちするだけ。窓枠というよりも単なる飾り枠です。窓と直接絡まないので説明はスルーします。

次にアスファルトフェルト(防水シート)を張っていきます。屋根でも使った物です。ただし屋根よりも薄いものでもっと安く済みます。

壁が約100平米あり、下のラス網と合わせて18000円くらいで材料は揃います。

上、ラス網をタッカー(ホチキスのようなもの)で止めていきます。このホチキスが曲者で平米100発程打つ必要があるとの事。

安いタッカーですと張り終えるころには握力が10倍くらいになると思います。

結局手が痛くなり途中で断念し、プロ用タッカーを購入する事にしました。それでも10000円前後との事です。

ちなみにラス網は上のように板金用などのハサミで簡単に切れます。

なんか、真夏の太陽が暑すぎてまったく家つくりが進みません。

もう少し涼しくなったらスピード上げていきます。

ボード張り その他

ここでは外壁ボードを張るときに一緒にやっていかなければならない事を少し書いてみます。

ボードを張るときは穴という穴を位置を確認してあけておく必要があります。

たとえば換気扇や煙突、窓などの”穴”です。

これをボードを張った後にやろうとすると結構面倒な事になります。恐らく・・

まず窓類。

上の写真のように2×4材で窓枠を作って

こんな感じでボードを収めます。

(結局マネー的な問題でアンティーク窓は諦め自分で作る事にしました)

次に換気扇類や煙突類

※写真:隙間開いてますが、ちっちゃな事は気にしない精神(後でコーキング)

※写真:コンポストトイレの煙突部分を空ける。

ちなみにトイレは仮設で必要なので、トイレ部分の床だけ先行して作りました(まだ床材張ってませんが)

下参照

床は”たぶん”こんな感じで2×4と角材の切れ端で作っていくと思います。何しろ角材の切れ端が沢山余っています。

これを45スパンで並べて、2×4を水平にビス打ちして、頭がはみ出た角材をチェーンソーでぶった切る。。

(床をやるとき図を取り入れながら詳しく説明します。まだまだ先の話ですが・・)

■その他 

その他ボード張りで苦戦した所

まず、毎度の苦労ですが足場が無いため、非常に無駄な体力と時間を消耗します。

ボード張りは外側から貼り付けるのでどう考えても足場が必要だと気づきました。

そこで、上の写真のような足場?を仮設で設置。

脚立を二本立てて、その上に角材を二本流す。

安全対策のため垂木を家にビス打ちし脚立を固定。

しかしこの足場は角材3メートル分しか作れないので、位置が変わるたびに足場を作り直さなければならないという、なんとも面倒な事になっています。

基本的にはこの脚立スタイルで家を作っていますが。。

暑い

※写真:暑すぎてモウロウとしている僕・・

家作りの大敵は暑さです。

何しろ今の季節は暑い、、外壁までは涼しい時期にやったほうがいいと思います。

それと、、あんまり家作りを放置していますと、こんな鳥の巣を作られちゃいますよ。

この卵何の卵だろう・・

母鳥が滞在中来なかったけど大丈夫かな?

外壁ボード張り

またもお金なくて更新できずにいました。

震災後コンパネの値段がとてつもなく上がり、手出し出来ませんでした。

在庫も無く、少し落ち着くまで待とうと思い2ヶ月間放置していたわけです。

ようやく落ち着き現在1100円~1200円ほどまで下がりました。

震災前は880円だったので、それでも躊躇しますが、、放置が続けば家が腐るので、やむを得ず購入したわけです。

外壁に使ったコンパネの枚数は60枚ほど

前もって20枚ほど買っていたので、総額65000円程です。

では早速コンパネを張る手順と知恵を書いてみます。

まず、素人ならではと思いますが、柱を組むときにボルトをふんだんに使ったのですが、そのボルトがコンパネを張るときに邪魔になります。

そこで考えたのが下

こんな感じでボルトの頭が出ている部分を切り抜いて張ってしまうわけです。ところがボルトの位置をいちいちメジャーで測って穴を開けていたら気が遠くなるのでマーキングをする事にしました。

こんな感じでペンキをボルトの頭に塗りこんで、、

コンパネの位置を確かめながら押し付けると?

はい、こんな感じでボードに印がつくわけです。

そして

このドリルを使ってマーキングした部分に穴を開ける

こうする事でうまい具合にぴったりと収まるわけです。

ナイスなアイディアでしょ?

ボード張りは大体2日ほどで出来る感じです。

しかし猛暑が続き普段の3分の1ほどしか体が動かず結局材料運ぶのも含めて一週間かかりました。

ウルトラドラム缶風呂(露天風呂)

さて、僕の夢のひとつであった森林浴ができる露天風呂!

家作りはひとまず中断して先日のゴールデンウィークに家族で露天風呂を作りました。

露天風呂といってもドラム缶風呂!これ子供のころの夢じゃないですか?ドラゴンボール世代の人ならわかるはず!

整地~水道管、下水管の設置、雨よけ屋根の設置まで約一週間。

単なるドラム缶風呂ではありません!

ではごゆっくり

お風呂の入り口でございます。まだ足元のコンクリが乾いていませんが・・

こちらが特製ドラム缶風呂でございます。周りの土間は現在ハーブの種を植えていますので、夏にはハーブの花と香りに囲まれ癒しの空間になります。

屋根がついていますので雨の日も安心して入れます。

ちなみにお湯を沸かすのは灯油ボイラーを使ってます。前の掘っ立て小屋に転がっていました・・

いずれは石積みの風呂を作るのですが、それをやりだすと一月は使ってしまうので、家が建ったあとゆっくりやるとします。

裏の小川の土留め

東日本大震災の被害にあわれた方へ謹んでお見舞いを申し上げます。

さて、震災後初のブログ更新となります。僕も震災の影響が仕事に出てしまいこの3ヶ月間家作りどころではありませんでした。

震災当日僕はこの家の屋根の上で作業をしていました。

屋根の上はまるで船の上のように大きく横揺れし、あわやこの手作り住宅もこれまでかと・・・自分で作った家が自分の目の前で崩れていく姿は絶対に見たくない。。。

そんな思いで屋根から飛び降り、近くの杉の木にしがみついておりました。

揺れが収まり、半ばあきらめの気持ちで家を見ると、あらっどうですか!まったくビクともしていないではありませんか。

そんな訳で、引き続き家作りをして行きます。

※写真:家の裏の小川?

ちょうど家の真裏を流れる小川の土留めをしました。

小川といっても水路のような小さなものなのですが、沢蟹がいたり蛙が卵を産んだりします。

チョロチョロと水の音がしますが、またこの音も癒されます。

しかし、大雨が降ると周りの土を削り家の基礎付近までぐちゃぐちゃになってしまうので、お決まりの杉板と杭で土留めをしました。

約15m程ですが、掘ったり削ったりで家族総出で丸一日かかりました。